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なぜ、アダルトチルドレンは自信が持てないのか !?
2018.06.28
アダルトチルドレンであるために、カウンセリングを受けられる方に共通して見られる特徴として
「自信が持てない(自己否定が強い、もしくは自己肯定感が低い)」
と言われる傾向があります。
それは、ご相談者が悪いのではなくて
「自信が持てない生き方を強いられてきた背景(過去)がある」
ということなのです。
なぜ私を含めてアダルトチルドレンの方は、自信が持てない生き方を強いられてしまったのか?
自己肯定感が高められない状況から抜け出し、自分に許可を与えるためにはどうしていけばいいのか?
そのステップをご紹介していきます。
アダルトチルドレンの方は、なぜ自己肯定感が低いのか?
アダルトチルドレンであるために、カウンセリングを受けられる方に
「カウンセリングが終了したときにどうなっていたいですか?」
と伺うと、必ずと言っていいほど
「自己肯定感を高めたい!」
「自信を持てるようになりたい!」
「自分を好きになれたらいいのに!」
とおっしゃいます。
それは裏を返せば
「私は自己肯定感が低い。。。」
「自分に自信が持てない。。。」
「自分のことが好きじゃない。。。」
ことを意味してる訳です。
そういうご相談を受ける度に
「ああ、自分もそうだったからものすごくわかる~!」
「早く自分を認めるようになれるワークを、一緒にやっていきたい!!」
と、なかば使命感のようなものを感じながら、毎日カウンセリングをしています。
アダルトチルドレンの方が自己肯定感が低いのには理由があります。
それは
「子供の頃から自信を持たせてもらえなかったから。」
ということです。
単純明快ですよね。。。
アダルトチルドレンの方をいやすためのカウンセリング(インナーチャイルドセラピーワークといいます)には、日々、子供の頃に自信を剥奪された生き方を強いられてきた方が、大人になってからさまざまな『生きづらさ』を感じて、訴えにこられます。
アダルトチルドレンの方に、自己肯定感が低い方が多いのは
「自信が持てない自分が悪い」のではなくて、「最初から自信を持たせてもらえなかった」
のが原因なのです。
なぜアダルトチルドレンの方は自信剥奪されたのか?
それは
親の偏った思い込み
が原因になることが多い、と私は考えています。
親の偏った思い込みの例を幾つか挙げると…….
- 子供はほめると図に乗ると思い込んでいる
- 親は謝るものではない。非を認めてはならない
- 子供に失敗させたくない
- 親自身どうほめていいかわからない
- 親自身がAC(アダルトチルドレン)で自分嫌い
などが、考えられます。
1つずつ見ていきましょう。
親の思い込み:①子供はほめると図に乗る
「子供はほめると図に乗るのよ。だからほめません。」
という親御さんがおられます。
確かに子供って、ちょっとしたことでもほめると、すぐに有頂天になって、さらにパワーアップしていきがちですよね。
でも、それでいいんじゃないでしょうか?
子供ってそうやって成長していくものじゃないのでしょうか?
さらに親御さんの中には
「子供をほめると、いう事を聞かなくなる。」
と思い込んでおられる方もいらっしゃいます。
でも私が思うのは
「子供は元々言うことをきかないもの。」
である、という事実です。
一番愛する存在に、敢えて小さな反抗をしていくことで、社会との交渉方法や、挫折の乗り越え方を学んでいくのです。
ほめると言うことをきかなくなる、のではなくて、もともと言うことをきかないことで、色々学んでいるのですね。
よく言われる「イヤイヤ期」や「プチ反抗期」は、成長するためには必要なステップなのだと思うのです。
なのに親御さんがお子さんのことを認めなかったり、過度に押さえつけようとしてしまうと…..
誰にも認められた経験がない(少ない)、自信の持てない大人になっていってしまいます。
親の思い込み:②子供に謝るものではない。親は非を認めてはならない。
こういう親御さんも多いです。カウンセリングを受けにこられた(子供側の)方も
「親が私に謝っているのを見たことがない。」
と多くの方が言われます。
親だって不慣れで不十分なまま、親になります。
最初からカンペキで何も間違えない親などいないのです。
なのにいつも
怒られるのは子供で、間違いを指摘されるのも子供です。
親が間違っていても、とぼけられたり、逆ギレされて、いつもうやむや。。。
こうやって子供がいつもワルモノにされてしまう場合……….
自己肯定感や、自信に満ち溢れた子供に育つワケがありません。
親の思い込み:③子供に失敗させたくない
お子さんの失敗に過度に神経質になるあまり、ほとんどの判断や行動に口を出したり、子供に決めさせた形でも、親のコントロールが影響している場合もあります。
「あなたが決めたらいいのよ。」
と言いながらも、親の望む答えを言わないと、あきらかに不機嫌な態度を取ったり、
「そうじゃないでしょ?もう一度話し合いましょう。」
と納得しない親もおられます。
進路を決めるときによくこういうトラブルが起こりがち。。。
後でついていけなくなって
「もっと自由に進路を決めさせてほしかった。」
と訴えたら
「じゃ、あのときそう言えば良かったじゃない。」
と言われた、というお話もよく聞きます。
以前、お子さんの引きこもりに悩まれていた親御さんは、カウンセリングにこられた当初
「この子はだめな子やから教え込まないとだめになる。」
と真剣に信じていらっしゃいました。
そしてそれを手放した瞬間から、お子さんが劇的に変化しはじめたのです。
親の思い込み:④親自身、どうほめていいかわからない
親自身がほめられた記憶がないため、自分が親になったとき、子供をどうほめていいか良くわからない、という親御さんもおられます。
(ご相談に来られる親御さんが多いです。)
自分は(ほめられるのを)あきらめて、自分なりに強く生きることができた。(そういうものだと思ってた。。。)
けれど
子供が問題行動を起こしてしまったり、引きこもってしまってから、どうしていいかわからず、悩んだ末にカウンセリングに来られる方も多いです。
さらに、ご相談に来られた方の親(ほめてくれなかった親)が
「あなたの子育てが下手だから……」
と責めたてて、どうしたらいいかわからなくなった、という場合もあります。
親の思い込み:⑤親自身がAC(アダルトチルドレン)で自分嫌い
親自身がアダルトチルドレンの問題を解決できておらず、どうしても自分が好きになれない状態のままで
「子育てを、どうやっていけばいいかわからない。」
と、ご相談される親御さんも後を絶ちません。
親御さん自身が自分を好きになれない状態のままで、自信を持って子供にOKを出してあげるのは、正直難しいと思います。
でもそれは、この先ずっとそうである、とは思いません。
自分を認め、少しずつ好きになっていくことで、お子さんも認めていけるようになれます!!
アダルトチルドレンの方が、無意識のときにやっていること
実は
アダルトチルドレンの方だけに限らず、人は無意識な状態のときには
「欠けたものを探す性質がある」
と言われています。
ちょっとカンタンな実験をしてみましょう。
2つの丸を並べてみました。
片方は完全な丸。
もう一つは欠けた丸です。
この図をぼーっと見ていると…….
人は無意識に
「欠けた方の丸に意識を向けやすい。」
と言われているのです。
さて、あなたはいかがでしょうか?
無意識に“足りないもの”を探す脳
これが、心においてどう作用するかというと…….
人は無意識のとき、ついつい自分に『足りないもの』や『欠けたもの』を探して、自分責めをし始める!
ということになりやすいのです。
つまり、人は無意識の状態でいるとき
「ああ〜なんて自分はダメなんだ…….」
「あのときも失敗したし、今日だって…….」
「どうしてこんなにうまくいかないんだろう…….」
と
完全じゃない(欠けた)部分を、どんどん探しはじめちゃう生き物だ
ということなのです。
この『脳の仕組み』をしらないままで、「ついつい自分責めをしてしまうんです。」と、いくら反省してやらないように心がけようとしても。。。
実際脳はそういう風にできてるんだから、ある意味それが当然だ、ということなのです。
無意識に自分責めして自己肯定感が持てないなら、無意識領域で自分責めをしてしまうなら
それに気づいた瞬間に意識的に書き換えていく
という作業が必要になります。
つまり
✕…無意識で自分責めする自分を責める
◯…無意識で責めるのは当然だ、と受け止めて、意識的な領域で何度も書き換える
という作業を何度も何度も繰り返し、自分に対して行っていくことが、メンタルの落ち込みを防いで、自分を立て直していくためには必要なのです。
自己肯定感を高めるためには、仲間やコーチがいた方が有利です!
無意識に自分を責めてしまうのならば、定期的にその自分に気づいて、方向を修正してくれる人がいた方が心強いですよね。^^
そのために、「アダルトチルドレンからの回復と癒し」を行うカウンセラーが存在している、と思っています。
(あなたに自己肯定感を身につけて頂くための技も、いっぱい持ってます!!^^)
もしここまでお読みいただいたあなたが
「自分一人では、自分責めがなかなか止まらない!」
「意識的に書き換えていく方法が知りたい!」
「このままずっと、無意識領域で自分を責める状況からは卒業したい!」
という状況なら、まずは一度当ルームまでご相談いただければ嬉しいです。
ご一緒に、心の傷をしっかりといやしたり、色々なセラピーをしていきましょうね ♫^^
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