こんにちは。
心の傷を癒すカウンセラーの福本です。
今回は、自己受容の大切さと
自分の心と他人の心の間に
境界線を引くこと
について解説します。
一般に心理学ではこの境界線のことを
バウンダリーと言って
心の境界線のことを言います。
自分の心と他人の心の間に境界線を引くには
先ずお互いの世界を同じように
尊重することが大切です。
ポイントは
「同じように・・・」というところです。
そのためには、大切な大前提として
「自分の気持ちを大事にしていいんだ。」
と気づくことが大切です。
そしてそのまた大前提となるのが実は
自己受容
なんです。
自己受容とは、カンタンに言えば
自分のことを自分自身が
ありのままに無条件で受け入れる
ことです。
ですから
自分の心を満たす前に
他人の心を満たそうとしてはいけないんです。
自分の心を大切にしないで、他人の心だけを大切にすると
相手の言葉や態度がやすやすと自分の心の中に侵入してきて
生きることが苦しくて辛いものになってしまいます。
また自分の心を受容し、大切にすることをしないままで
境界線を引くことは決してできないんです。
僕は自分をあまり好きでなかった
頃、自分の心を大切にするなんて
考えたこともありませんでした。
自分の心に素直に行動してはいけない。
なぜならそれは
自分勝手なこと。 わがまま。
迷惑をかけてしまうこと。 嫌われてしまうこと。
・・・
ずっとそう信じていましたから。
子供のころから周りの人の態度や言葉に対して
顔色を伺ったり、耳を傾けたりして
周りの人の気持ちをくんだり、思いやることこそが
自分が傷つかずに安心できて、幸せな日々が送れるのだ
といつしか学んで信じてきたからです。
だから自分の心よりも他の人の心を大切にしようと努めていました。
それが大事なことだという言葉が、社会に出てからもあふれていました。