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なぜ、アダルトチルドレンは自信が持てないのでしょうか!?

2020.10.10

 

アダルトチルドレンであるために、カウンセリングを受けられる方に共通して見られる特徴として

 

「自信が持てない(自己否定が強い、もしくは自己肯定感が低い)」

 

と言われる傾向があります。

 

それは、ご相談者が悪いのではなくて

 

「自信が持てない生き方を強いられてきた背景(過去)がある」

 

ということなのです。

 

なぜ僕を含めてアダルトチルドレンの方は、自信が持てない生き方を強いられてしまったのでしょうか?

自己肯定感が高められない状況から抜け出し、自分に許可を与えるためにはどうしていけばいいのでしょうか?

そのステップをご紹介していきます。

 

アダルトチルドレンでお悩みのため、カウンセリングを受けられる方に

 

「カウンセリングが終了したときにどうなっていたいですか?」

 

と伺うと、必ずと言っていいほど

 

「自己肯定感を高めたい!」

「自信を持てるようになりたい!」

「自分を好きになれたらいいな」

 

とおっしゃいます。

 

それは裏を返せば

 

「私は自己肯定感が低い。。。」

「自分に自信が持てない。。。」

「自分のことが好きじゃない。。。」

 

ことを意味してる訳です。

 

そういうご相談を受ける度に

 

「ああ、自分もそうだったからものすごくわかる~!」

「早く自分を認めるようになれるセラピーを、一緒におこなってさしあげたい!!」

 

と、なかば使命感のようなものを感じながら、毎日カウンセリングをしています。

 

アダルトチルドレンの方が自己肯定感が低いのには、理由があります。

 

それは

 

意図的にか、そうでないかに関わらず

「子供の頃から自信を持たせてもらえなかったから。」

 

ということです。

単純明快ですよね。。。

 

アダルトチルドレンの方をいやすためのカウンセリング(インナーチャイルドセラピーといいます)には、日々、子供の頃に自信を剥奪された生き方を強いられてきた方が、大人になってからさまざまな『生きづらさ』を感じて、訴えにこられます。

 

アダルトチルドレンの方に、自己肯定感が低い方が多いのは

 

「自信が持てない自分が悪い」のではなくて、最初から自信を持たせてもらえなかった」

 

のが原因なのです。

 

 

 

ではなぜ、アダルトチルドレンの方は自信剥奪されたのか?

 

それは

 

の偏った思い込み

 

が原因になることが多い、と僕は考えています。

 

親の偏った思い込みの例を幾つか挙げると…….

 

  1. 子供はほめると図に乗る、と思い込んでいる。
  2. 親は謝るものではない。非を認めてはならない。
  3. 子供に失敗させたくない。
  4. 親自身が、どうほめていいかわからない。
  5. 親自身がAC(アダルトチルドレン)で、自分が嫌い。

 

などが、考えられます。

 

1つずつ見ていきましょう。

 

親の思い込み:①子供はほめると図に乗る

「子供はほめると図に乗るのよ。だからほめません。」

という親がおられます。

 

確かに子供って、ちょっとしたことでもほめると、すぐに有頂天になって、さらにパワーアップしていきがちですよね。

 

でも、それでいいんじゃないでしょうか?

子供ってそうやって成長していくものじゃないのでしょうか?

 

さらに親の中には

 

「子供をほめると、いう事を聞かなくなる。」

 

と思い込んでおられる方もいらっしゃいます。

 

でも僕が思うのは

 

「子供は元々言うことをきかないもの」

 

である、という事実です。

 

一番愛する存在に、敢えて小さな反抗をしていくことで、社会との交渉方法や、挫折の乗り越え方を学んでいくのです。そうして成長していくものなんです。

 

「ほめると言うことをきかなくなる」のではなくて、もともと言うことをきかないことで、色々学んでいるのですね。

 

よく言われる「イヤイヤ期」「プチ反抗期」は、成長するために必要なステップなのだと思うのです。

 

なのに親がお子さんのことを認めなかったり、過度に押さえつけようとしてしまうと…..

 

誰にも認められた経験がない(少ない)、「自信の持てない大人」になっていってしまいます。

 

親の思い込み:②子供に謝るものではない。親は非を認めてはならない。

こういう親も多いです。カウンセリングを受けにこられた(子供側の)方も

 

「親が私に謝ってくれたことがない。」

 

と多くの方が言われます。

 

親だって不慣れで不十分なまま、親になります。

最初からカンペキで何も間違えない親などいないのです。

 

なのにいつも

怒られるのは子供で、間違いを指摘されるのも子供です。

 

親が間違っていても、とぼけられたり、逆ギレされて、いつもうやむや。。。

こうやって子供がいつもワルモノにされてしまう場合……….

 

自己肯定感や、自信に満ち溢れた子供に育つワケがありません!

 

 

親の思い込み:③子供に失敗させたくない

お子さんの失敗に過度に神経質になるあまり、ほとんどの判断や行動に口を出したり、子供に決めさせた形でも、親のコントロールが影響している場合もあります。

 

「あなたが決めたらいいのよ。」

 

と言いながらも親の望む答えを言わないと、あきらかに不機嫌な態度を取ったり、

 

「そうじゃないでしょ?もう一度話し合いましょう。」

 

と納得しない親もおられます。

 

進路を決めるときによくこういうトラブルが起こりがちです。。。

 

後でついていけなくなって

 

「もっと自由に進路を決めさせてほしかった。」

 

と訴えたら

 

「じゃ、あのときそう言えば良かったじゃない。」

 

と言われた、というお話もよく聞きます。

 

以前、お子さんの引きこもりに悩まれていた親は、カウンセリングにこられた当初

 

「この子はだめな子だから、教え込まないとだめになる。」

 

と真剣に信じていらっしゃいました。

 

でもそれを手放した瞬間から、お子さんが劇的に変化しはじめたのです。

 

親の思い込み:④親自身が、どうほめていいかわからない

親自身がほめられた記憶がないため、自分が親になったとき、子供をどうほめていいか良くわからない、という親もおられます。

(ご相談に来られる親が多いです。)

 

自分は(ほめられるのを)あきらめて、自分なりに強く生きることができた。(だからそういうものだと思ってた。。。)

 

けれど

子供が問題行動を起こしてしまったり、引きこもってしまってから、どうしていいかわからず、悩んだ末にカウンセリングに来られる方も多いです。

 

さらに、ご相談に来られた方もその方の親(ほめてくれなかった親)に相談したら

 

「あなたの子育てが下手だから……」

 

と責めたてて、どうしたらいいかわからなくなった、という場合もあります。

 

親の思い込み:⑤親自身がAC(アダルトチルドレン)なため、自分が嫌い

 

親自身がアダルトチルドレンの問題を解決できておらず、どうしても自分が好きになれない状態のままで

 

「子育てを、どうやっていけばいいかわからない。」

 

と、ご相談される親も後を絶ちません。。。

 

親自身が自分を好きになれない状態のままで、自信を持って子供に心からOKを出してあげるのは、正直難しいと思います。

 

 

僕がいつも唱えていますように、実は

 

相手(この場合は子供)に対する思いや姿勢も、自分に対する思いや姿勢も、同じであることが多いです。

 

でもそれは、この先ずっとそうであるとは思いません。

 

先ずは自分を認め、少しずつ自分を好きになっていくことで、お子さんも認めていけるようになれます!!

 

 

 

 

ところで、アダルトチルドレンの方が無意識のときにやっていること

 

実はアダルトチルドレンの方だけに限らず、人は無意識な状態のときには

 

「欠けたものを探す性質がある」

 

と言われています。

 

ちょっとカンタンな実験をしてみましょう。

 

2つの丸を並べてみました。

 

 

片方は完全な丸。

もう一つは欠けた丸です。

 

この図をぼーっと見ていると…….

 

人は無意識に

 

「欠けた方の丸に意識を向けやすい。」

 

と言われているのです。

 

さて、あなたはいかがでしょうか?

 

無意識に“足りないもの”を探す脳

これが、心においてどう作用するかというと…….

 

人は無意識のとき、ついつい自分に『足りないもの』や『欠けたもの』を探して、自分責めをし始める!

 

ということになりやすいのです。

 

つまり、人は無意識の状態でいるとき

 

「ああ〜なんて自分はダメなんだ…….」

「あのときも失敗したし、今日だって…….」

「どうしてこんなにうまくいかないんだろう…….」

 

と、完全じゃない(欠けた)部分を、どんどん探しはじめちゃう生き物

 

ということなのです。

 

この『脳の仕組み』を知らないままで、「ついつい自分責めをしてしまうんです。」と、いくら反省してやらないように心がけようとしても。。。

 

実際脳はそういう風にできてるんだから、ある意味それが当然だ、ということなのです。

 

無意識に自分責めして自己肯定感が持てないなら、無意識領域で自分責めをしてしまうなら

 

「それに気づいた瞬間に、意識的に書き換えていく。」

 

という作業が必要になります。

 

つまり

 

✕…無意識で自分責めする自分を責めるのではなく

◯…無意識で責めるのは当然だ、と受け止めて、意識的な領域で何度も書き換える

 

という作業を何度も何度も繰り返し、分に対して行っていくことが、メンタルの落ち込みを防いで、自分を立て直していくためには必要なのです。

 

 

実際に自己肯定感を高めるためには、やはり仲間やコーチがいた方が断然有利です!

 

無意識に自分を責めてしまうのならば、定期的にその自分に気づいて、方向を修正してくれる人がいた方が心強いですよね。^^

 

そのために、「アダルトチルドレンからの回復と癒し」を行うカウンセラーが存在している、と思っています。

 

あなたに自己肯定感を身につけて頂くためのセラピーや心理技法も、いっぱい持っています!! ^^

 

もしここまでお読みいただいたあなたが

 

「自分一人では、自分責めがなかなか止まらない!」

「意識的に書き換えていく方法が知りたい!」

「このままずっと、無意識領域で自分を責める状況から卒業したい!」

 

という状況なら、まずは一度当ルームまでご相談いただければ嬉しいです。

 

ご一緒に、心の傷をしっかりといやしたり、色々なセラピーをしていきましょうね ♬ ^^

 

*ご予約はこちらからお願いします。  

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