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あなたのダイヤモンドは何ですか?
2020.12.24
タイトルを見られて、みなさんがどの様なダイヤモンド(宝石)を、持っていらっしゃるかを尋ねている、と思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。
でもそういうことではないんですよ。
^^
実は
今まで家族はもちろん、誰にも一切明かしたことがないことがあります。
そういうご相談者が多いのも、また事実ですが。。。
先ず、そのことを今回この場を借りて、自己開示(カミングアウト!)したいと思います。
それは、今からさかのぼること、18年前の7月21日のことです。
本当に昔のことなんですが、僕にはつい昨日のことの様に、今でもありありと思い出されます。
僕は当時、「本当の自分て何か」ということを知りたくて、あたかも自分探しの旅をする人の様に、下関から大阪まで船に乗り、ある方を訪ねて行きました。
そのある方というのは、栗原英影先生という、世界的にも有名な心理トレーナーの先生です。
ご夫婦で運営されている「ビジョンダイナミックス研究所」の代表の方で、「ビジョン心理学ジャパン」の代表者でもあります。
その時参加したワークショップは、「ダイヤモンド トレーニング」といい、参加者はほんの5名だけでした。
高額だから、というのもあったのでしょうね。(^-^;
僕が参加したのは、それが2回目でした。
1回目の「ビジョン トレーニング」は、本当に多くの参加者で会場があふれていたので、今回はあまりの少人数に、がくぜんとしたのを覚えています。
ではここで、「ダイヤモンド トレーニング」について、簡単に説明しますね。
ここで言う「ダイヤモンド」とは、人が誰でも持っているもので、その人にしかない、その人固有の輝きのことなんです。
生まれ持ったもので、元々はダイヤモンドの原石なんですが、それに気づき、自分自身で磨きをかけていく程に、輝きを増していき、ますますその人の魅力が増すと、言われています。
それは決して、外見の魅力というよりも(それもあるかも知れませんが)、むしろオーラの様なものと言えば、いいのでしょうか。
その自分だけが持つダイヤモンドを発見するための、トレーニングだったんです。
とにかくトレーニングでは、心を裸にされました。笑
例えば、最初の方で、自分の裸を1枚の紙にデッサンして(しかも詳しく!)、他の人に見せるというワークを行いました。
若い男女の中でそれを見せることが、どれ程恥ずかしかったことか! (^-^;
当時僕は、HPにも書いています様に、心の病を抱えていて、悩んでいました。
そして、その病名も書かされました。そういう記入欄があったんです。
え?心の病がこのトレーニングと関係あるの?て、思いました。
それから色々なワークをして、いよいよ最後の、自分のダイヤモンド発見のためのワークになりました。
僕は当時、気が小さく、人に言いたいことも、言い返すこともできず、また好きな女性に心を打ち明けることも、出来ませんでした。(T_T)
ですからその時、みんなの前に立たされて、自分のダイヤモンドについて発表する時、たしか
「僕は本当は、堂々と、力強く、男らしいものを持っています!!」
とか言った様な気がします。笑 たぶん、そういう自分にないものが欲しかったんだ、と思います。
しかし、栗原先生は、こう言われました。
「福本さん。あなたは、何か大きな勘違いをしていませんか?
例えば、菅原文太さんや、緒形 拳さんが、どうして多くの男女に親しまれていると思うんですか?」
と。
僕は訳が分からず、何も思いつかず、ただただ黙っていました。。。。
すると、先生に聞かれたので、僕は家族のこととか、幼少期の辛かったことを、簡単に(2分ぐらい)、みんなの前で発表しました。
言いたくはなかったのですが、もう必死でしたから。。。
そうしたら、先生は一言
「実にパワフルな家庭に生まれてきたんですね。
なぜ、あなたがその家庭に生まれてきたのでしょうか? 分かりますか?
あなたの家庭に足りなかったのは、何だったのでしょうか?」
と言われました。
正直、僕は先生の言わんとすることが、一切理解できませんでした。。。。
「一体先生は、何が言いたいのだろう。何と言えば、自分のダイヤモンドに行きつくのか?もう許してください!」
と内心思っていました。
しかし、先生は簡単に許してくれませんでした。(;_:)
もう、僕は本当に必死でした。汗でびっしょりでした。
そしたら、先生はようやくヒントというか、アドバイスをしてくださいました。
僕がそれを口に出して、しかも、本当の輝き!?が見えるまで、何度も何度も、言い直しさせられ、やっと、OK が出ました!!
それは
「わたしは、あたたかい男です。」
というものでした。
更にこう付け加えられました。
「生き物に例えるなら、イルカですよ。」
と。
え!?何それ?それが僕のダイヤモンド? と拍子抜けしたのが、僕の正直な気持ちでした。
僕のカウンセリングを受けられた、ご相談者の方はどう思われるか分かりませんが。。。^^
僕が困惑した顔をしていると、色々と説明を加えてくださいました。
僕があまりに鈍いからでしょうね。笑
それは
「あなたの家に求められていたのは、あなたの温かさだったのですよ。
みんな、あなたからそれが欲しくて、恐らく手を上げたり、暴力を振るったんですよ。
しかも、あなたが男女の双子で生まれてきたということは、二人がかりでなければならなかったという、それだけ大変な家庭状況だったんですね。
だから、その人たちのことを、もう許してあげられますね?
あなたは、本当は人間そのものが好きなんでしょう?
私は、ここまであなたの行動をずっと観察していましたよ。
だから、なおさらそう思うんですよ。」
というものでした。
もう僕はこの時点で、他のみんなの前で、涙でボロボロ状態でした。。。
「なんで僕のダイヤモンドがそれなんだよ!
僕には重すぎるよ!
僕にはムリだよ!」
と思いながらも、半信半疑ながらも、僕はただただ涙を流しながらうなずいていました。
こうして今、ブログを書きながらも、当時のことが思い出され、涙がなぜかあふれてきて、止まりません。
おかしいですよね。笑ってやってください。苦笑 (*^^*)
実は、本当に自分のダイヤモンドに心から納得するのには、ずいぶん時間がかかりました。
そして、栗原先生は、僕の人生観を変えた人の一人です。
18年経った今も、僕の本棚には、先生の著書があります。
また、ご存じの方もいらっしゃるでしょうが、僕のカウンセリングルームに、先生からいただいた修了証が飾られています。
現在、先生とはフェイスブックでつながっています。
どうぞみなさんも、是非ご自分のダイヤモンドを発見してくださいね!
そしてもしよろしければ、ご一緒にダイヤモンド探しをしてみませんか。
ここまで読んでくださったあなたに、僕のつたない長い文章におつき合いくださったことを、心から感謝します。
本当に有難うございました!!
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