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心の傷の治し方・癒し方について徹底解説【心の傷専門カウンセラーが解説】|福岡のカウンセリングルーム

2021.02.08

 

あなたは誰にも言えない心の傷を抱えていませんか? また、心の傷を治す方法がわからなかったり、心の状態が普通ではないことに不安を感じていませんか?

「両親から愛情を注がれなかった、ときどき無性に寂しさを感じる」

「小さいころに容姿をからかわれて以来、人目が気になってしまう」

「ずっと薬を服用していたけど何も変わらない。効果があるのかわからない」

「気持ちがずっとモヤモヤしている。その原因を知りたい」

このような心の状態は、時間の経過で治るものではありません。あなた自身の変わりたいという気持ちが大切なのです。

本記事はカウンセリング合計4,100回以上、お客様の悩みの90%以上を解消してきた「心理カウンセリングルーム 心の扉」の院長である僕、福本 宏が書きました。心の傷の治し方、実際にカウンセリングを受けたお客様の体験談をご紹介します。

本記事を読むことで、少しでも多くの方のお役に立てれば幸いです。

 

心の傷の治し方

最初に心の傷の治し方についてご紹介します。とはいっても、人によって傷の種類や深さ、傷を抱えてきた時間は違います。でも、「どんな心の傷でも、あなたが丁寧に接していけば傷は癒えていくもの」です。

心の傷を治すことは、人によって難しく感じるかもしれません。ここでは心の傷との向き合い方を「心の傷と向き合う準備する」「心の傷の治し方」「心の傷と向き合っているときの過ごし方」「心の傷と向き合うとき気をつけること」の4つでご紹介します。焦らず自分のペースで構いませんので、ぜひご覧ください。

<心の傷と向き合う準備をする>

  1. 心の傷に向き合うと決める
  2. 過去と向き合い、心の傷が生まれた原因を知る
  3. 何が心の傷(トラウマ)になっているのかを言葉に出す
  4. 傷つけた〝相手〟ではなく、傷ついた〝自分〟だけに意識を向ける

<心の傷の治し方>

  1. 感情をありのままに感じる
  2. 子どものころの自分を大人になった自分が癒す
  3. 当時の傷ついた自分を肯定する
  4. 思考をなるべく使わずに感じることにフォーカスをあてる

<心の傷と向き合っているときの過ごし方>

  1. 出来事のとらえ方を変えよう
  2. 治療に対する見方を変えよう
  3. どんなネガティブな感情でも受け入れよう
  4. 痛みに向き合う時間をつくろう
  5. 一人になれる場所を確保しよう
  6. 自分がリラックスできる方法を知ろう
  7. 水をたくさん飲もう
  8. 睡眠を十分にとろう

<心の傷と向き合うとき気をつけること>

  1. 原因がわからない心の傷には無理をしない
  2. 一度にたくさんやる必要はない
  3. 一人で進めることを困難に感じたときはプロの力を借りよう

 

心の傷と向き合う準備をする

1.心の傷に向き合うと決める

1つ目は心の傷に向き合うと決めるです。実はこれがとても重要でエネルギーをたくさん使うのです。人は何かを決断しようとしたとき、不安に駆られたり未来が変わることを怖く感じる生き物。「自分は失敗してしまうのでは…」「また傷つくのは怖い…」という思いが出てくることは、あなた自身に限ったことではありません。むしろ、新しい自分を迎えようとするのと同時に不安が押し寄せることは当たり前なのです。

怖い気持ちが押し寄せたときは、自分の胸に手を当てて「決意して偉いね、もう大丈夫だよ」と励ましてあげましょう。決心しただけでもすごい進歩なのです。勇気を出せた自らを褒めてあげてください。

2.過去と向き合い、心の傷が生まれた原因を知る

2つ目は「過去と向き合い、心の傷が生まれた原因を知る」です。心の傷と向き合うと決めたあなた。ここからは、なぜ心の傷が生まれたのか、その原因に焦点を当てます。例えば「狭いところが苦手…とくにエレベーターに乗れない」と頭の中で考えたとします。でも、この段階では原因を知ることができません。なぜ乗れなかったのか、その理由を知ることが重要なのです。「そういえば、小さい頃に誤って一人でエレベーターに乗ってしまった」「狭い空間に一人ぼっちになってしまって、もう誰にも助けてもらえないかと思った」と、映画を見ているかのように情景を頭の中で描きます。

人によってはそのときの声や痛みなどを鮮明に思い出して、頭痛や動悸などを引き起こすかもしれません。そのときは決して無理をせずに、深呼吸して休みましょう。ここでは焦ることはありませんからね。心の傷の原因を知ったときは「思い出せたんだね、今まで頑張ったね」と、これまで頑張ってきた自分を認めてあげましょう。

3.何が心の傷(トラウマ)になっているのかを言葉に出す

3つ目は「何が心の傷(トラウマ)になっているのかを言葉に出す」です。人は抱えている心の傷に直面するのが怖くなり、人によっては言葉に出そうとすると喉が詰まる感覚になることもあります。しかし心の傷を言葉に出すことで、自分自身を認めてあげることができます。「実親から暴力を受けた。そのときの親の表情が心の傷になっているのかも」などと言葉にしてみましょう。

心の傷を抱えることは、決してダメなことではありません。劣等感を持つことも悪いことではありません。あるのは心の傷を抱えている自分という存在。声に出すことで、あなた自身であなたの存在を認めてあげましょう。

4.傷つけた〝相手〟ではなく、傷ついた〝自分〟だけに意識を向ける

4つ目は「傷つけた〝相手〟ではなく、傷ついた〝自分〟だけに意識を向ける」です。相手を非難したり他人のせいにしたりすることは、心の傷の修復にはつながりません。それどころか、そのような言葉や感情で傷口をふさいでしまうので、心の傷に気がつかないこともあります。まずは、傷ついた自分自身に目を向けることが大切です

傷ついた場面を想像して、当時のあなたの表情や姿はどうだったのか考えましょう。想像できたら、その自分にどんな声をかけるか考えます。「もういいんだよ」「あなたは平気だよ」と、まるで迷子になって泣いている子どもを慰めるように話しかけてみましょう。

 

心の傷の治し方

1.感情をありのままに感じる

1つ目は感情をありのままに感じるです。あなたは心の傷と向き合うことで、さまざまな感情が湧き上がってくるでしょう。怒りだったり憎しみだったり、悲しみだったり。人によっては一気にたくさんの感情が溢れ出してしまうことも。でも、自分のペースでいいので、どんな感情でも少しずつ受け入れるようにしましょう

そのときは「こんな多くのマイナスな感情ばかりで自分はダメだ」と、自分を責めないでください。心に傷を負っている人なら誰でも、自分が嫌だと思ってきたところと向き合おうとすると、そのような感情が出てくるのは当たり前なのです。そのようなときは「マイナスの感情ばかり浮かんでいる自分がいるんだ」と事実を受けとめましょう。

2.子どものころの自分を、大人になった自分が癒す

2つ目は子どものころの自分を、大人になった自分が癒すです。まず、心の傷の原因となった場面を想像します。映画館であなたが子どものときに苦しんでいる場面を見ているイメージです。幼い自分が辛くて泣いているときに、自分だったらその子どもにどのように声をかけるか考えましょう。「もう辛くないよ、私がいるから大丈夫。」と声をかけるところを想像しましょう。

もしかしたら、あなたは声をかけるだけでなく、頭をなでたり抱きしめたくなる気持ちがあふれてくるかもしれません。過去の自分を現在のあなたが癒すことで、気持ちがクリアなものに変わっていくでしょう。「私はもう大丈夫。苦しんでいる小さな私を助けてあげたい。」と思うことで、孤独な気持ちから解放されていきますよ。

3.当時の傷ついた自分を肯定してあげよう

3つ目は当時の傷ついた自分を肯定してあげようです。心の傷を抱えること自体は、決してダメなことではありません。「あのとき私がダメだったから、心に傷ができてしまった」と自分を卑下して後悔しないようにしましょう。当時の自分自身を励ますことが大切なのです。「本当に辛かったね」「もう悩まなくていいんだよ」と、今まで苦しめてきた悩みからあなた自身を解放させましょう。

4.思考をなるべく使わず、感じることにフォーカスをあてる

4つ目は「思考をなるべく使わず、感じることにフォーカスをあてるです。客観的に過去の出来事を見て、そのときに自分がどう思ったか「感情そのもの」に焦点をあてます。たとえば、あなたは小さい頃に同級生からいじめを受けていたとします。そのときに「苦しい」「痛い」「悲しい」といった感情があふれてきたら、そこで感情を受けとめて終わりにします。「いじめていた友人が嫌い」「何もやり返せなかった自分が憎い」と、思考を働かせて相手や自分に対して別の感情を抱かないようにしましょう

最初は、多くのことが頭の中に浮び、フォーカスをあてることが難しく感じるかもしれません。心の傷を治すときは最初に浮かんだ感情、すなわち直感が大切になります。自分がどんな感情を持ったのか、直感を大事にして過ごすようにしましょう。

 

心の傷と向き合っているときの過ごし方

1.出来事のとらえ方を変えよう

1つ目は出来事のとらえ方を変えようです。心の傷と向き合うことを決めたら、普段の出来事のとらえ方も変えていきましょう。物事をマイナス方向にとらえてしまう、常にイライラして他人にそれをぶつけてしまうなど、悩みはそれぞれです。あなたに無理のない範囲でよいので、少しずつ考え方を変えてみましょう。

朝に時間通り起きられたら「朝、ちゃんと起きられたね! 」と褒めてみる、自分に嫌なことが起きたら「嫌な気持ちになっている私がいる」と自分を客観視するなど。見方や考え方を少し変えて、それが習慣となり積み重なっていけば、あなたとあなたの人生が大きく変わるでしょう。

2.治療に対する見方を変えよう

2つ目は治療に対する見方を変えようです。最初は心の傷と向き合うこと自体をマイナスに考えてしまうかもしれません。しかし、それは自分を変えようとしたときの不安から来るものなので、マイナスに考えること自体は悪いことではありません。

人によっては、プレッシャーを感じたり面倒に感じてしまうこともあるでしょう。でも、一度でも心の傷を治して自分を変えよう!と思ったら、休みながらでも構いません。心の傷と向き合う時間について見方を変えてみましょう。やがて「新しい自分を迎えるなんてワクワクする」、「心がスッキリする時間を作りたい」と思えてくるときが来ます。

3.どんなネガティブな感情も受け入れよう

3つ目はどんなネガティブな感情も受け入れようです。心に傷があると「私はネガティブな気持ちばかりで、自分が大嫌い」「嫌な感情ばかりで、毎日を過ごすのが辛い…」と感じやすくなります。誰でも生きていけばマイナスな感情が生まれるのは当たり前。あなただけに当てはまることではないのです。

そのときは「私はネガティブな感情を持っている」と、思うだけに留まるようにします。その感情を抱く自分を嫌いになったり、さらに別のマイナスの感情を生まないようにしましょう。ネガティブな感情を抱く自分自身を受け入れることで、傷をえぐることなく自分自身の存在を認められるようになります

4.痛みに向き合う時間をつくろう

4つ目は痛みに向き合う時間をつくろうです。長い間心に傷を抱えてきた人は、痛みから目をそむけてきたことが多いです。しかし、これからは痛みと向き合う時間をつくることが必要。そのときは「なぜあなたは辛い思いをしているの? 」と自分自身に問いかけてみてください。

そして「私はどんな気持ちでいるのだろう…? 」自分自身を客観的に見て、自分が今どのような感情を抱いているのか客観的にとらえるようにしましょう。人によっては数日かかるかもしれません。また、後で考え直すと答えが前のものと変わってしまったり、なかなか答えが出てこない場合もあります。それでもあせらず、新しい自分が出てきた、答えがすぐに出ない事実を認めるようにして、時間をつくっていきましょう。

5.一人になれる場所を確保しよう

5つ目は一人になれる場所を確保しようです。心の傷を治すときは、治療に集中するための場所が必要です。できれば満員電車やカフェなどの人混みを避け、自分の部屋などリラックスできる空間を確保することが大切。雑念が生まれない空間で自分と向き合うことに集中するようにしましょう。

もっとリラックスしたいときは、音楽を聴いたりアロマを炊いたりするのもオススメです。気持ちが安定することで、新しい自分を受け入れやすくなります。自分がリラックスできる方法を取り入れてみてください。

6.自分がリラックスできる方法を知ろう

6つ目は自分がリラックスできる方法を知ろうです。「人によって自分に合うリラックスの方法は違います。ここでは、僕がオススメする方法を5つご紹介します。

方法1.好きな物を食べる

1つ目の方法は「好きな物を食べる」です。心に傷がある人は「私なんかが食べていいの?」と食べたいものを我慢しがちです。また、拒食症や摂食障害がある人は「栄養があるものを食べなきゃいけない」とプレッシャーを感じてしまいがち。なるべく自分の好きなものを食べて、「私は好きなものを食べていいよ」と許してあげましょう。

そして、食べるときは一口ずつ味わいながら食べましょう。食べていることを実感することが大切です。スマホをいじったりテレビを見たりすると、雑念が入ってしまい食事に満足しにくいです。「自分はこの料理を美味しく食べている」という感覚を実感しましょう。

ストレスや病気で食事ができない場合は、食べることにプレッシャーを感じないようにしましょう。「自分は食べられない状態にいる」という事実だけを受け止めます。食べられない自分を責めないようにしましょう。

方法2.自然に触れる

2つ目の方法は「自然に触れる」です。スマホや電化製品、満員電車、人間関係など、私たちは気づかない間にストレスを感じています。疲れを感じたり何かに追われている感覚になったときは、これらから距離を置いて自然に触れてみましょう。やり方は公園に行って草木を肌で感じたり、散歩などで青空や川を見るだけです。そうすれば無意識に抱えていたストレスから解放されて、清々しい気分になるでしょう。

公園などの自然が溢れている場所に出かけるのが難しい場合は、部屋で観葉植物を育ててみましょう。植物に窓からたっぷりの日光を浴びせて水を与えることで、植物は元気になります。そうすれば、あなたはその植物から毎日パワーをもらえます。観葉植物を育てることが難しい場合は、自然に関する動画や音楽を観賞するのもオススメ。頭の中で自然の風景を想像するだけでも、十分に効果があります。

3.旅行に出かける

3つ目の方法は「旅行に出かける」です。見知らぬ土地で自然や建造物、食べ物に触れることで、「私はこの地に足を踏み入れることができた」「今まで知らなかったものを経験できた」と喜びを味わえます。

あなたにコンプレックスがあったとしても、旅先で出会う人はあなたを1人の人間として快く出迎えてくれます。外出が億劫で部屋から出られない人は「今日は玄関まで進めたね」「落ち着いて電車に乗れたね」と、褒めてあげましょう。どんなに小さいことでも、その人にとっては大きな進歩なのですから。出かけようと思ったときから、旅行はすでに始まっています。旅先の行動一つひとつを噛み締めて味わえば、旅行があなた自身を強くさせてくれるでしょう。

4.読書をする

4つ目の方法は「読書をする」です。心の傷やストレスがあると、脳は正常な状態からバランスを崩してしまいます。この状態を改善するのが読書です。読書する人は、本の世界を文字から想像するので、頭の中がいったんリセットされます。そうすると人は感受性が豊かになるので、脳内のバランスが改善されストレスが発散されやすくなります。

とくに小説は人間の共感力を活発にする働きがあります。小説を読むと本で起きている出来事を客観的に見る自分と、主観的に見る自分が交互に出くわして脳内のバランスを保とうとするからです。

もちろん、文庫本などページがあまり多くない本でも十分に効果があります。読書の習慣がない人や活字を読むことに抵抗を感じる人でもオススメのリラックス方法です。

5.映画を観る

5つ目の方法は「映画を観る」です。映画を観ることで、主に人間関係のストレスや悩みから解放されやすいです。あなたは「涙活」という言葉をご存知ですか? 涙活とは、意識的に泣くことでストレスを解消する活動のことです。人はストレスによる交感神経が活発な状態から、涙を流すことでリラックスをする副交感神経が優位な状態になります。この状態になると、人はストレスから解放されるのです。

仕事が忙しかったり周りの目が気になったりして、泣きたいときに泣けない大人が多いです。また、このような大人は現実とは違う世界にのめり込むことも少ないでしょう。映画を観るときは、これらに集中することができます。映画館に行ったり配信映画を購入したりして、自分の好きなシチュエーションで映画を観ましょう。

映画の世界にのめり込むことで、現実からいったん離れられます。そうすると元の自分に戻ったときに、悩みや心の傷を抱えた自分を客観視できて、リラックスした状態で心の傷と向き合うことができます

7.水をたくさん飲もう

7つ目は「水をたくさん飲もう」です。心の傷を癒すには、頭の中を整理して新しい考えを受け入れなければなりません。そのためには、自分の身体を適応できるようにしておきましょう。

とくに大事なのは血行を良くすることです。心の傷と向き合うとき、人によっては喉の渇きやほてりを感じるかもしれません。水をたくさん飲んで、身体を潤してあげましょう。また、水分をたくさん飲むことで代謝が良くなり体から毒素を出しやすくなります。そうすれば身体も心もスッキリした状態で治療に臨むことができます。

8.睡眠を十分にとろう

8つ目は「睡眠を十分にとろう」です。出来事のとらえ方を変えるには集中力が必要です。寝不足の状態では集中しづらくなり、余計なことを考えてしまいがち。睡眠を十分にとって、頭の中をスッキリした状態にすることが大切です。

心の傷を癒すには健康な体が必要になります。冷え性や高血圧など何かしら健康で気になる部分があった場合は、それを改善するために十分な睡眠をとるように生活習慣を変えていきましょう。

 

心の傷と向き合うとき気をつけること

1.原因がわからない心の傷には無理をしない

1つ目は原因がわからない心の傷には無理をしないです。「夜がなかなか眠れないのは何故だろう…」「いつから他人の言葉を信じられなくなったのかな…」など、心の傷が生まれた原因がわからない人もいます。そのときは無理に心の傷を探らないようにしましょう。自分を疑い始めて自分自身をますます嫌いになったり、探ろうとする行為自体が心の傷を深くしてしまうこともあるからです。まれにですが、人によっては前世の心の傷も関係している場合があります。このようなときは、心の傷を治す専門の力を借りましょう。

2.一度にたくさんやる必要はない

2つ目は一度にたくさんやる必要はないです。心の傷と向き合うと決めてから、一気に進めようとする必要はありません。心の傷と向き合おうと決心しただけでも、かなりのパワーを使っているからです。また、心の傷を治そうとするとかなりの集中力や精神力が必要になります。これらの行動自体にストレスを感じてしまうと、疲れがどっと溜まりやすくなり、心の傷を癒すことから遠ざかってしまう可能性も出てきます。

どんな小さなことでも「昨日よりも進めたね。頑張ったね! 」と、その都度自分自身を褒めてあげましょう。人によって治療のペースは違います。誰と競争するわけでもなく、急げば早く治るというわけでもありません。スモールステップでいいのです。自分が快適だと思うペースで取り組みましょう

3.一人で進めることを困難に感じたときは、プロの力を借りよう

3つ目は一人で進めることを困難に感じたときは、プロの力を借りようです。人は誰でも自分だけで新しいことをするときは不安に襲われやすいものです。「この方法で正解なのかな? 」「本当にこれで効果はあるのかわからない…」など、正解が気になったり間違ったことをしていないか不安に感じやすいです。このような不安が襲ってくると、傷の治癒までにたどり着くのが遠くなってしまいます。

困ったときは、心の傷を治すプロに相談してみましょう。他人に自分をさらけ出すことが怖い人もいます。対面で話すのが苦手な人は、当ルームでしたらZoomを使ったモニター(映像)付きのオンラインカウンセリングもありますし、それも難しい人は「電話でないとどうしてもムリです」と、一言メッセージ欄にその旨を書いて頂ければ、特別に対応いたしますので、間接的に自分の悩みや不安を伝えてみましょう。

 

【コラム】時間は心の傷を癒さない

あなたは、カウンセラーや友人などから「そのうち時間がたてば楽になるよ」と言われたことはありませんか? しかし、それだと時間が心の傷を治してくれると思っているだけで、自分が傷から目を背けているだけなのです。過去の心の傷に苦しんでいる人は、心の傷ができた出来事を、1年前のことでも2年前のことでもあるいは幼少期のことであっても、それを昨日のことのように鮮明に覚えています。

アメリカの心理科学会誌「Perspectives of Psychological Science」(心理科学の視点)に掲載された最新の研究結果によると、時間自体に人を癒す効果はないことが確認されました。心の傷は治そうと思ったときすぐに治しましょう。そうすれば、傷が深くなることもなく治癒しやすいのです。他の病気と同様に、心の傷も早期治療がとても大切だと言われています。たとえば高齢になるほど抵抗力が衰えるため、心の傷が原因で様々な心身症が出やすくなると言われています。なので気づいたときに心の傷を癒すことで、心の傷から解放された、新しい自分に早く出会えますよ。薬と長年の入院の繰り返しでは、絶対に完治しなかった僕が正にそうだったんですから、断言します。 苦笑

【参照】「時間は心の傷を癒さない」、米研究で明らかに|Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)

 

【コラム】いまの心の傷の原因が前世の心の傷の場合も?

前述の「原因がわからない心の傷には無理をしない」でも触れた通り、まれに前世の体験で生じた心の傷を抱えている人もいます。たとえばあなたと友人が今はそのような関係でも、前世ではお互いを傷つけ合っていた可能性もあります。そして、自覚がないまま心の傷を現世に受け継いでいて、現世でその修復を図っているかもしれないのです。ちなみに、前世は必ずしも人間であるとは限りません。あなたと気になる人が、人とペットという関係であったり、あるいはお互いに動物であった可能性すらあります。ただ虫に生まれ変わることはないようですので、虫が苦手という方はどうぞご安心くださいね。笑

そして最も大切なことなのですが、「現世での心の傷をしっかり癒しておかないと、その傷は来世にそのまま引き継ぐと言われています。たとえば身に覚えが無いのに、なぜか高い所がどうしても苦手で、そのために飛行機に乗れない人もいらっしゃいます。

他にも前世が関係している可能性として、一概には言えませんが「前もこんな風に考えたことがあるかも」とデジャブを感じたり、「この場所に来ると急に胸が締め付けられる」などがあります。とくに理由がなく感情が生まれたり、体のどこかに普段と違う異変を感じたら、それは前世の心の傷が関わっているかもしれません。そのようなときは、専門家やカウンセラーに相談してみてください。退行催眠による催眠療法の目的も、実は心の傷の癒しなんです。

 

【事例】心の傷を治したお客様の声

ここで、「心理カウンセリングルーム 心の扉」を訪れた2名のお客様の体験談をご紹介します。

事例1.Kさん(30代・女性)

カウンセリングを予約しようと思った理由は、今思うと何でカウンセリングを受けようと思ったのか、まだ2ヶ月くらい前のことなのに、よく思い出せませんが…とにかく「生きづらさ」を強く感じていたからです。

心の中で「さみしい! さみしい! 」と叫んでいる自分がいたり、心の中に岩のようにゴロゴロとした感情や記憶があり、これを手放さないと私はいつまでたっても変われないと思い、変わりたい! 人生を楽しみたい!と強い気持ちがあり、受けることにしたと思います。

そして、自転車で行ける範囲で…と必死に探しているときはなかなか出会えず、最初は天神の方のカウンセリングに行く予定でしたが、どうしてもピンとこなくて、「それでもとりあえず一回予約してみるか…」と思ったときに、たまたま福本先生のHPに出会いました。

福本先生の動物が好きなところと、みんなに幸せになってほしいという思いが伝わり、すぐ予約の受付をお願いしました。

カウンセリングを受けるにつれて、パニック障害で、一人での外出がむずかしかったんですが、苦手な場所でも「行ってみようかな」と不安はあったとしても、それでも行けるようになってきました。

一人で外出しても「一人じゃない」という感覚がもてるようになってきました。また「さみしい」という感情がすごく少なくなったと思います。一人でいても、もう一人の自分がいるというか…。

自分のことを大切な存在と思えるようになってきて、自分を傷つけたりするような考えもずいぶん減ってきたと思います。

このカウンセリングを通しての気づきについて、初めてカウンセリングを受けたので最初のうちは「本当に変われるんだろうか…」という思いも持ちながら受けていましたが、明らかに良い方へと変わってきました。

一番大きな変化は、自分のことが大切と思えるようになったことです。心の声も聞こえるようになりました。インナーチャイルドセラピーは、苦しく感じるときもありましたが、そこを乗り越えれたらすごく心の中が軽くなったと思います。

まだ中間地点なので、変わりたいけど変われていない部分もありますが、そこも変わっていけたら本当に人生幸せだろうな、とワクワクしている自分もいます。

私がカウンセリングをオススメしたいのは、福本先生のインナーチャイルドセラピーが、良い変化が期待できると思うので、小さい頃の傷を癒したい方や、自分で自分を傷つけてしまう人です。ぜひ受けてみてほしいなと思います。

私の場合は、今の現状などを口でうまく伝えることができなかったので、カウンセリングを受ける前に、紙に書いて読んでもらっています。(帰る頃には、その紙に書いてある悩みなどが和らいでいるので、嬉しいです)

また福本先生のカウンセリングルームは、穏やかでゆったりとした感じの空間なので、そういう所がいいと思う人には合うと思います。先生にサポートしてもらいながら、自分でしっかりと自分と向き合いたいと強い気持ちがある人には、ぜひ受けてほしいです。

最後に、もしカウンセリングの予約を迷っていらっしゃるのであれば、正直、私も最初は迷いました。お金もやっぱりかかるので… 今はまだ中間地点ですが、受けて良かったと心から思えます。

「他の人たちは良くなっても、自分は変わらないんじゃないか…」とも思っていましたが、私も着実に良い方へと変わっていきました。

一度お試しで受けてみて、そのときに不安な点などを話して、それから考えてみるのもいいんじゃないかと思います。

事例2.Sさん(20代・女性)

母からの紹介でした。

毎日リストカットをしていて、精神もボロボロでもう何度も死のうと思っていました。そんな私をみて、母がいろいろ辛い経験をした先生のことを教えてもらいました。私も毎日リスカの日々、止めたいと思い今回先生にお願いをしました。どうしても自分を変えたかった。

周りの人々が、まじめに生きて楽しそうにしている、そんなこと私もしたいなと思いました。リスカが止まらない日々。周りは楽しそう。私も変わらなきゃと思ったのが、カウンセリングを予約した決め手です。

カウンセリングを開始したら、まずリストカットが止まった。朝からうつ状態だった日々がなくなった。そして、すごく「生きてるってすばらしい」と思えるようになった。前向きで明るくなり、大切な人も見つけられて幸せです!

カウンセリングの中で一番おどろいたことは、先生が涙を流してくれたこと。「へ? なんで先生が泣くの? 」と思いました。(笑) けどそこまで親密に想ってくれての涙でした。

私がこのカウンセリングをオススメしたい方は、何度も「死にたい」と思っている方。「生きていてもしょうがない」「リストカットが止まらない」「周りは敵だ。自分は幸せになれないから」などと思っている方。

先生を母に紹介してもらったとき、最初実は私は反対でした。「どうせカウンセリングなんてどこも同じでしょ」なんて思ってました。「カウンセリングで元気になる?バカバカしい」とまで思っていました。

ですが、今ではこのカウンセリングがあったからこそ、心から笑顔になることができました。辛くて悲しくてどうしようもなく自分の人生を諦めている方、一度先生とお話ししてみてください。最初は「バカバカしい」なんて思っても大丈夫です。私もそうでしたから。(笑)

ですが今では、こんなに信頼できるすばらしい先生に出会えたことに感謝です。ここで人生を変えましょう!

心の傷の治し方のまとめ

本記事では心の傷の治し方、時間の経過が心の傷を治癒するのが難しいこと、心の傷と前世の心の傷との関係、僕のカウンセリングを受けたお客様の体験談をご紹介しました。

ここまでお読みになって、心の傷を治すことに高いハードルを感じてしまった方もいるかもしれません。でも、それは当たり前のことなのです。今までの自分を変えようとすることは、人によっては未知の世界に裸で飛び込むのと同じくらい勇気がいるからです。でも安心してください。あなたのペースで、少しずつでいいので変化を持たせるだけでも良いのです。

人によって心の傷が違うのと一緒で、自分に合うペースはそれぞれ違います。毎日1歩ずつ進んで喜びを感じるのも、1日に3歩進んで次の日に休憩をとるのも、あなたに合っていればどれも正解です。

誰にも相談できず、一人で悩まれている方はぜひ僕にご相談ください。一人でも多くの方に人生を自分らしく明るく生きてほしい。そのためのお手伝いをさせてください。

最後まで本記事を読んでくださり、本当にありがとうございました。

 

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